2009年12月16日 (水)

こすり洗いが大切

コンタクトレンズの消毒液MPS。漬け置き洗いで、便利ですが。

ソフトコンタクト消毒液、6製品「殺菌力不十分」

昔の煮沸消毒にくらべ、MPSを使ったコールド滅菌は取り扱いとしては便利ですが、単に漬け置きだけでは殺菌効果は不十分です。
記事にもあるように 1)十分なこすり洗い 2)一定時間以上の漬け置き 3)保存ケースの洗浄、乾燥 が大事かと思います。
ただし保存ケースの洗浄、乾燥の場所ですが、風呂場と一体化しているユニットバスの洗面所では十分な乾燥がえられないという指摘もありますので、注意が必要です。

|

2009年4月 9日 (木)

長期コンタクトレンズ装用とドライアイ

コンタクトレンズを装用していると色々な問題が生じます。ドライアイもそのひとつです。最近、英語の文献(著者は邦人)で10数年におよぶ長期コンタクトレンズ装用者はドライアイになりやすいという報告がありました。

これは長期コンタクトレンズ装用者では、涙の脂成分を分泌する眼瞼のマイボーム腺が減少し、その結果涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになりやすいのではないかという内容です。

コンタクトレンズを続けるうえで、人工涙液点眼液は手放せないアイテムかもしれません。

参考文献)Aritaら:Contact lens wear is associated with decrease of meibomian glands. Ophthalmology 116. 2009

|

2008年11月30日 (日)

コンタクトレンズは高度医療機器です

 ご存じのとおりコンタクトレンズは高度医療機器でクラスⅢに分類されています。薬事法上、高度医療機器は副作用又は機能の障害生じた場合に生命や健康に重大な影響を与える恐れがあるものとされています。

わが国でのコンタクトレンズ装用者は約1500万人といわれ、その半数以上(3分の2ぐらい)は使い捨てコンタクトレンズ装用者です。その使い捨てレンズの中で最も多くシェアーを占めるのが1日使い捨てレンズ(いわゆるワンデー)です。その取扱いの手軽さから、人気があるのも納得できるものです。しかし、使い捨てレンズといえども高度医療機器です。無茶なコンタクトレンズ装用を続けていると、生命に影響を及ぼすことはないにしても、角膜障害など重大な健康被害結びつくことがあります。

 コンタクトレンズの健康被害は以下のHPがよくまとまっています。

 http://www.aki-net.co.jp/contact_lens/

コンタクトレンズの眼科定期検査は必ず受けるようにしましょう。

|

2008年7月11日 (金)

カラコン薬事法の規制下に

 拙著ブログにも書いたおしゃれ用カラーコンタクトレンズについて、眼障害を訴える症例が急増し、年度内に薬事法の省令を改正して高度管理医療機器とする方針となりました。http://sankei.jp.msn.com/life/body/080710/bdy0807102241003-n1.htm

現在は「雑貨」扱いとされているカラコンが高度管理医療機器とされた場合、販売管理には厳しい義務付けされることになり、今までのように手軽に入手できなくなる見込み。直接眼に触れるものだけに治療用(視力矯正用)コンタクトレンズと同等の扱いをうけて然るべきもので、これにより眼障害が減少すれば良いなと考えています。

|

2008年7月 9日 (水)

見直されるハードコンタクトレンズ

先日、コンタクトレンズ業界紙を読んでおりました。日本ではハードコンタクトレンズ売り上げが一時減少していたが、ここ数年盛り返してきているという内容でした。使い捨てや頻回交換レンズが主流となっている現状のなか、ハードレンズが見直されてきているのかもしれません。ハードコンタクトレンズ装用の一番のネックになるのは装用感ですが、メーカーもその点について改良を計っているとのこと、その他酸素透過性、安全性というハードコンタクトのメリットと併せ見直されるべきレンズではないかと思います。ある眼科の先生がコンタクトをコップに例えて判りやすく説明され印象に残っています。使い捨てレンズは紙コップ、ハードコンタクトはガラスのコップ。どちらが丈夫で長持ちするか判るような気がしました。

|

2007年7月13日 (金)

おしゃれ用カラーコンタクトレンズに注意

視力矯正を目的としたコンタクトレンズは、薬事法の定める高度医療機器に分類され、眼科医による処方、厚生大臣の許可を得た管理者により販売されるのが原則である。その一方で度数のはいっていない、おしゃれ用カラーコンタクトレンズ(いわゆるカラコン:以下カラコンと略す)は、医療機器ではなく雑貨と扱われ薬事法の規制をうけない。したがって、眼科医の処方無くして気軽に簡単に手に入るところが問題となっている。なぜならカラコンそのものは眼球に直接触れる点では視力矯正目的の医療機器コンタクトレンズとなんら変わるところなく、使い方を誤ると目に重大な悪影響を与える可能性は十分ある。特に金属成分の入ったカラコンを装着したままMRI検査をうけると、MRIによる強力な磁場によってカラコンが発熱したりする可能性もないとも限らない。

この5月に厚生労働省と経済産業省はこの問題に対して、カラコンによる健康被害の防止について注意喚起として文章を出している。この内容はカラコンでなにか重大な障害が出た場合、販売者や輸入業者は経済産業省に報告しなさいというものである。行政がカラコンに一歩踏み込んだ形になってきている。

目の健康に密接に関係することであり、当方も関心をもって対応してゆくつもりです。

|