2007年5月 6日 (日)

救急のABC

 少し前になりますが、救命救急の先生の話を聞く機会がありました。日常眼科診療で救命救急の局面に遭遇することはあまりありません。しかし脳血管障害や心臓発作など眼科診療中に何時でも起こる可能性は十分あります。特に心肺停止後の救命は、発症後の5分が勝負といわれています。なぜならたとえ心肺停止から蘇生しても5分経過してしまうと、脳に障害が残ってしまうからです。救急車が来るまでに、救急を専門にしていない人でも(医療関係者も含む)できうる事を中心に話をします。

心肺蘇生のABC。Aは気道確保(Airway)、Bは肺換気(Breathing)、Cは循環確保(Circulation)。 

A)気道確保。心肺停止して倒れている人を見たら頚部を後屈(あご先をあげる)させ気道を確保する。呼吸の確認は呼吸を1)みて2)聴いて3)感じる ことが大切です。

B)肺換気とC)循環の再開。人工呼吸は口移しのマウスツウマウスではなく、ポッケトフェイスマスクPocke001_1 なるものにて行います。心臓マッサージ30回(1分間に100回のスピードにて)行って、ポッケトフェイスマスクによる人工呼吸2回の割合でマッサージ、人工呼吸をくりかえし行います。

ポケットフェイスマスク

また最近、駅やデパートでよく見かける自動体外式除細動器(AED)

Aed_by_masa_1

AED(除細動器)

AEDは、電気ショックにて心停止状態の心臓を洞調律に戻す機械です。TVのERなどでみるオペ場での除細動器はものものしく扱いも面倒そうですが、街で見るAEDは実際手にとってみると取り扱いは案外簡便です。心臓マッサージ、人工呼吸を繰り返しながら除細動を行えば救命率の上昇が期待できそうです。

いざとなったらなかなかできないことかもしれませんが、常日頃自分のなかでシュミレートしてみたいと思います。

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