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2007年9月16日 (日)

緑内障と眼底検査

一般的に「緑内障」=「眼圧が高くなり視機能障害(視野障害)がでる病気」と理解されてきました。しかし、2000年から2002年に岐阜県多治見で行われた緑内障疫学調査(多治見スタディ)では、眼圧が正常でも緑内障になる「正常眼圧緑内障」が40歳以上の日本人では、眼圧が高くなる緑内障(高眼圧緑内障)より有病率が高いということがわかってきました。

また眼圧の平均値を比較しても、病気のない正常人の平均眼圧は14.5±2.5mmHg,緑内障(高眼圧および正常眼圧緑内障両者含め)の人の平均眼圧は15.4±2.8mmHgと緑内障のほうが、やや高い傾向にあるものの大差なく、正常眼圧緑内障の比率が多いということを示しています(これも多治見スタディ参照)。、もちろん眼圧が高くなれば緑内障になる危険性は高くなります。しかし眼圧検査だけでは緑内障(特に正常眼圧緑内障)を鑑別する事は困難で、眼底検査にて緑内障性視神経萎縮の有無を調べることが非常に重要です。

検診などで眼圧測定を行い結果正常であっても、一度眼底検査行い緑内障性視神経障害がないかどうか確かめることが、緑内障早期発見に有用と考えます。

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