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2007年3月25日 (日)

意外に怖いめまいの原因

22日木曜日、午後から大阪府医師会主催の学術講演会に行きました。テーマは「めまいの診断と治療の最近の最近の進歩」と題して、徳島大学耳鼻科の武田先生の講演でした。めまいという病気は、内科や耳鼻科で治療することが多いのですが、目が回るという訴え(眼振などという症状)から眼科を訪れることもたびたびです。

めまいの原因で一般的なのはメニエール、良性発作性頭位めまいである。これは末梢性めまいとよばれるもので、めまいの過半数を占めています。

また、脳血管障害や腫瘍などが原因でおこるめまい(中枢性めまい)もあります。なかでも脳幹小脳梗塞は特に注意が必要です。なぜなら程度が軽いと小脳症状・脳神経症状に乏しく、発病早期ではMRIでも所見に乏しいからです。このような場合のめまいは「所見のないめまい」として、そのまま見過ごされてしまう可能性があります。

講演で武田先生は所見のないめまいは確定診断がついていないだけで、経過観察して異常所見の検出につとめることの大切さを強調しておられました。

めまいは単なるストレスが原因ですよと片付けないで、じっくり経過観察することが大切なようです。

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