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2007年3月25日 (日)

意外に怖いめまいの原因

22日木曜日、午後から大阪府医師会主催の学術講演会に行きました。テーマは「めまいの診断と治療の最近の最近の進歩」と題して、徳島大学耳鼻科の武田先生の講演でした。めまいという病気は、内科や耳鼻科で治療することが多いのですが、目が回るという訴え(眼振などという症状)から眼科を訪れることもたびたびです。

めまいの原因で一般的なのはメニエール、良性発作性頭位めまいである。これは末梢性めまいとよばれるもので、めまいの過半数を占めています。

また、脳血管障害や腫瘍などが原因でおこるめまい(中枢性めまい)もあります。なかでも脳幹小脳梗塞は特に注意が必要です。なぜなら程度が軽いと小脳症状・脳神経症状に乏しく、発病早期ではMRIでも所見に乏しいからです。このような場合のめまいは「所見のないめまい」として、そのまま見過ごされてしまう可能性があります。

講演で武田先生は所見のないめまいは確定診断がついていないだけで、経過観察して異常所見の検出につとめることの大切さを強調しておられました。

めまいは単なるストレスが原因ですよと片付けないで、じっくり経過観察することが大切なようです。

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2007年3月11日 (日)

眼科セミナー

10日土曜日、大阪医大眼科セミナーに出席しました。今年のテーマは「結膜疾患」についてでした。内容は花粉症などによるアレルギー性結膜炎など、流行性結膜炎、結膜弛緩症(しろめが伸びて皺になる)のお話でした。 時期的に気になるのはアレルギー性結膜炎ですが、特別講演にて高村悦子先生(東京女子医科大学)が「アレルギー性結膜疾患の治療」 と題して講演されました。

アレルギー性結膜炎治療の選択としては、抗アレルギー剤、ステロイド点眼、免疫抑制剤がある。副作用が少なく手軽に利用できるのが抗アレルギー剤点眼である。使ったひとならよくわかるとおもいますが、抗アレルギー剤は点眼直後に眼がしみるなどの刺激感があるのが難点です。しかし、この刺激感が効いている証拠だと思われる方も少なくないそうです。最近発売されたA社の○タノール点眼は、この刺激感が比較的少ない抗アレルギー点眼です。しかし、刺激感を求める方には少々もの足りないかもしれません。

結膜炎の重症度により抗アレルギー剤からステロイド点眼や免疫抑制剤の併用となってゆくわけですが点眼治療以外にアレルギー性結膜炎を抑える手立てとしていくつかあるそうです。                   効果の程はわかりませんが         

1)ゴーグル付き眼鏡枠の装用                                                                            これはモイスチャーエイドと呼ばれるドライアイ治療用に用いられるゴーグル付き眼鏡枠ですが、フレーム部分についている防護枠にて外部からの花粉の侵入を3分の1遮断できるそうです。                              2)人工涙液点眼                                                              人工涙液をまめに点眼することにより、花粉を洗い流す効果が期待できます。できれば防腐剤のはいっていないめぐすりがのぞましい。                                                       3)アイボンなどキャップにての洗眼                                               これも眼の中の洗浄ということで理にかなっている方法だが、キャップが大きく瞼にかかるものは瞼の皮膚の雑菌が眼に入ることもあり、注意が必要。また洗浄液中の防腐剤濃度が高いこともあり十分に気をつけてください。

しかし、花粉が多い日の外出は極力さける。帰宅し家にに入る前に服についたホコリをよくはらう。うがいをするなど、日々簡単にできることからはじめ、結膜炎はじめ花粉症予防に気をつけましょう。

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